前回は、パニック障害の改善に役立つ『アファメーション』という方法をお伝えしました。
アファメーションについてはコチラから
アファメーションが有効なのは、パニック障害の改善には“自信を持つ”ことが大切だからでしたね。
定期的にカウンセリングを受けることや忘れずに薬を飲むことも大切ですが、さらに重要なことは、
「自分は治る」
と信じることです。
とは言っても、パニック障害はどんどん自信を喪失させる特徴もあるので自分に自信が持てるようになるのか?まだ不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
不安を感じるのはもっともだと思いますが、大丈夫です。実は自信をつける方法はまだあります。
今回は『ミラートレーニング』という方法をお伝えしていきましょう。
これもアファメーションと同様、誰でも簡単にできる方法ですのでぜひご参考にしてみてください。
パニック障害改善を促すミラートレーニングとは?
ミラートレーニングとは、その名前の通り鏡を使った方法です。
鏡に映った自分に対して肯定的な言葉をかけることで自信をつけていきます。
肯定的な言葉を使うというところはアファメーションと共通していますが、違う点はかける言葉の内容です。
アファメーションは、やりたいことや目標が実現していることを想像しながら繰り返し口に出す方法でした。一方でミラートレーニングは、目標ではなく自分自身の能力を肯定する言葉を使います。
実際のやり方ですが、
①鏡の正面に立ち顔が見えるように移す
②鏡の中の自分をしっかり見ながら肯定的な言葉を伝える
③1つの肯定的な言葉を3回以上くり返し伝える
の3つのステップです。
それではひとつずつ詳しく説明をしていきますね。
鏡の正面に立ち顔が見えるように映す
準備するものは鏡だけです。
顔全体が映ればよいので、手鏡でも、洗面所の鏡でも、姿見鏡でも何でも大丈夫です。
場所もご自身の好きなところで、楽な姿勢で行ってくださいね。肩の力を抜いてリラックスしましょう。
鏡の中の自分をしっかり見ながら肯定的な言葉を伝える
鏡に自分が映せたら、目の前の自分に言葉をかけていきます。
自分の中にはパワーがあることを力強く伝えていきます。
「君は自信に満ち溢れている」
「君はパニック障害に打ち勝つ力がある」
「君はパニック発作を抑えるパワーがある」
この時のポイントは、自分のことを「君は」という呼び方で統一することと、“力強く”声をかけることです。
言葉は不思議で、同じ言葉を使ったとしても、優しく言うのか、怒りながら言うのか、泣きながら言うのか、そして力強く言うのかで言葉が持つパワーが変わります。
ぜひ、目の前の自分を力強く精一杯勇気づけてあげてください。
1つの肯定的な言葉を3回以上くり返し伝える
1つの言葉に付き3回以上くり返し伝えていきます。
実際には自信がなくても大丈夫です。くり返すことがとても大事なんですね。
鏡の中の自分をくり返し肯定してあげることで、徐々に自分の中に変化が起きてきます。
変化が感じられると、自然と自信につながっていきます。ぜひその変化も楽しんでみてくださいね。
今回はパニック障害改善のポイントである“自信を持つ”方法のひとつ『ミラートレーニング』についてお伝えしました。
いかがでしたか?
ミラートレーニングで自分の力を信じられるようになり、アファメーションで理想の未来実現を信じられるようになる。
この2つを並行して行うことで、あなたの自信が強いものとなり、パニック障害の改善に近づくことができます。
どちらも簡単にできる方法ですので、一度やり方に慣れてしまえば習慣の一つにできると思います。
パニック障害撃退のためにぜひ試してみてくださいね。
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