パニック障害の再発を防ぐのに欠かせない心構えとはなにか?

いつ襲われるか分からないパニック発作の恐怖と闘いながら完治に向けて一生懸命に治療に取り組まれているあなたにぜひ知っておいてほしいことがあります。

 

それは“パニック障害の再発”についてです。

 

「完治のために頑張っているのに再発の話なんて・・・」

と思われるかもしれませんが、治療中の今だからこそぜひ知っておいてほしいのです。

 

パニック障害は再発率が高い病気と言われており、10年で半数の方が再発するとも言われています。

すっかり治ったと思っていても、何かのきっかけで不意にパニック発作が出てしまう方が多いのです。

 

これを聞くと不安になってしまう方もいらっしゃると思いますが、それは大丈夫。

パニック障害が再発しやすい原因を意識して治療をすることで、再発を予防することができます。

 

今回はパニック障害の再発と予防についてお話していきましょう。

 

向精神薬はパニック障害の再発を防げない?

向精神薬を飲んでいると発作の頻度が減ったり、発作が出ても速やかに症状が落ち着くことは多いのではないでしょうか。

 

発作が減ることで日常生活が送りやすくなり、向精神薬を飲んでいればこのまま治るのではないかという感覚にもなると思います。

 

ですが、薬だけで完治させることは難しいのが現実です。その理由は、パニック障害の原因と薬の作用にあります。

 

パニック発作は脳の誤作動によって起こります。本来は危険を察知した時に出されるべき信号が危険ではない状況に対しても出されてしまうことで様々な症状がでてくるのがパニック発作の正体です。

つまり、脳が不安に対して過敏になっている状態です。

 

薬はこの誤作動しやすい脳に信号を出さないよう働きかけて、パニック発作を抑える作用があります。

ですから、薬を飲んでいるとパニック発作が減ったり、症状が落ち着くんですね。

 

では、そもそもなぜ誤作動が起きるのでしょうか。人によって原因はさまざまですが、代表的なものに過度のストレスがあります。

 

薬によって脳の誤作動は抑えられますが、ストレスという根本的な原因は解決できないため、誤作動は繰り返され完治には至りません。

 

薬はあくまでも症状を抑えることが目的で治すことはできないため、薬だけでは再発のリスクが高いのです。大切なことはパニック障害、パニック発作が原因と向き合うことです。

 

パニック障害の再発を防ぐ継続の重要性

再発を防ぐために大切なことは、向精神薬である程度症状を抑えながらカウンセリングや自己訓練を行うことです。

先ほどお伝えした根本的な原因にアプローチをしていきます。

 

ここでとても大切なことは“それを継続する”ことです。怪我をした時のリハビリを思い浮かべてみてくださいね。

怪我をした時は、身体の機能を取り戻すためにリハビリに通いますよね。これは1回だけでは効果はなく、通い続けることで治っていきます。

人間の身体の機能は急には良くなりません。徐々にその状態に慣れていくことで回復がなされていきます。

 

実はパニック障害も同じです。一回だけの治療では効果は出てきません。何度も繰り返し、徐々に慣らしていくことで心が回復していきます。

 

パニック障害の治療が身体のリハビリと違うところは効果が分かりにくいことです。

身体であれば回復していく過程は実感できると思いますが、心は治っているのかどうかが分かりづらいですよね。

 

目に見えて効果が分からないと継続することはなかなか大変だと思います。心が折れそうになることもあるでしょう。

そんな時はあなたと一緒に改善という目標に向けて頑張っている、カウンセラーや専門家といったサポートしてくれている人に話してみましょう。

 

目に見えなくても今の頑張りは必ず未来に繋がっています。心がしっかりと回復するまで継続することが再発予防のポイントです。

 

パニック障害の再発を防ぐ強力な武器とは?

再発を防ぐために根本的な治療を受けることが大切ですが、治療を続けるうえで強力な武器になるものがあります。

 

それは自分の身体と心を信じ、

“絶対に治る”

という自信を持つことです。

 

パニック障害は心の弱みに付け込んできます。弱っている心が大好物です。ですからあなたの心を味方につけることで心強い武器になります。

 

そうは言っても自信を持つことは意外と難しいですよね。なかなか自信を持つことができず、些細なことで挫折してしまうこともあるのが現状です。

これはとても大切なことなのですが、自信をつけるコツは小さな良い変化に注目することです。

 

“発作の頻度が減ってきた”

“不安に思うことが減ってきた”

“日常生活の制限が減ってきた”

 

少しの変化でも良いし大丈夫。できないことだめだったことではなくできたことや頑張ったことに注目をして成功体験を積み重ねることによって自信につながります。

 

「この病気は絶対に治る」と信じてあげてください。

 

今回は再発の予防についてお話をしましたが、いかがでしたか?

パニック障害は、薬で症状を抑えるだけの表面的な治療では再発リスクが高まります。自分の心に向き合い、治ると信じ、継続して治療を受けることが大切です。

正しくパニック障害と向き合うことで再発を防ぐことができます。

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